理系サラリーマンのペパソムです。
実は私は大学院修士を修了しているのですが、大学院は他大学に進学いたしました。
しかも、地方公立から某旧帝大に。
進学後に知るのですが、元の大学よりレベルの高い大学院に行くことを揶揄し学歴ロンダリングとも言われます。
一般的にはネガティブに見られがちですが、実際どうだったのか。
きっかけや進学する際の注意点、メリット、デメリット、就職、その後はどうだったかについて私の経験を含めてお伝えします。
個人的には他大学に進学してよかったです。
学歴ロンダって実際どうなの??
他大学院に進学したきっかけ
他大学の進学を考え出したのは、大学3年生の時、周りが就活を始めた時でした。
当時、就職せずに大学院に進学しようと決めていましたが、ネットで色々調べると他大学の大学院にも進学できることを知りました。
調べていくうちに、
どうせ進学するなら他大学院に行ってみたい
もっとレベルの高い環境で勉強・研究をしたい
と思うようになったのがきっかけです。
また、当時の大学の研究室の先生の母校で背中を押していただいたこともあり、進学を決めました。
大学院進学まで
大学院も試験はありますので、よりレベルの高い大学院に行くのであれば、勉強することは必須です。
全然やったことがない分野の試験も出る予定だったので、寝る間も惜しんで必死で勉強をしていました。
私は研究室に配属前の大学3年生の時から勉強していました。
余談ですが、同じ研究室の同級生が同じ大学院の研究室に行きたいと後から言い出しました。
この人には絶対負けられんと燃えたのを覚えています
また、行きたい研究室への訪問・見学も必須です。
私の場合、教授にご紹介をしていただき、希望の研究室を見学しました。
教授との面接、見学を通し、雰囲気を知ることができます。
その後、大学院院試を受けて見事に進学することができました。
背中を押してくれた教授、研究室の方々には感謝しかありません。
就職から現在(36歳)
高学歴の大学院に進学した私ですが、就活もそれなりにうまくいき、希望していた『食品メーカーの研究職』に着くことができました。
その後、8年間研究職を続けていましたが、より専門性の高いことをしたいと思い、別の化学メーカーの研究職に転職しました。
現在2023年、36歳ですが元々やりたかった学生の時の研究内容に近い研究をしながら、給料をいただき満足した生活をしています。
振り返ると他大学の大学院に進学し専門性を高めたことが、研究を続けることができる一因だと思います。
興味がある人は、是非他大学の大学院の進学も考えてみてください!!
注意点
他大学の大学院に進学するにあたって注意点が何点かあります。
進学する際は、必ず確認しておきましょう
希望の研究室は受け入れてくれるか
ここの研究室に行きたいといっても必ずしも受け入れてくれるわけではありません。
私の行った研究室は、外部からも入る人が多い研究室だったので問題はありませんでした。
必ずコンタクトをとり、教授との面談や見学を行いましょう
元の研究室は応援してくれるか
他大学院に進学したいといった時、嫌な顔をする人も必ずいます。
私の研究室にも一人、嫌がる人がいました。
その方は客員教授でしたが、嫌味や文句を言われたことを覚えています。
ただ、教授は応援してくれたので問題なく、進学することができました。
教授と良好な関係にしていくことは今後にとっても大切です。
研究室が応援してくれるかは確認しておきましょう。
卒業後の進路はあっているか
大学院卒業後、就職するか博士課程に進学するかは、事前に決めておいた方が良いです。
私の場合は就職する予定でした。
進学した大学院の研究室も就職する人が多かったので、就活もスムーズにできました。
先輩に就活の話を聞くことができました。
逆に就職する人が少ない研究室だとやりにくいかもしれないので、そういった進路も気にして研究室選びはした方が良いです。
他大学院進学のメリット
就活に有利
レベルの高い大学院に進学すると就活に有利に働きます。
やはり学歴は就活に影響します。
書類審査はなかなか全部目を通せないと思うので、学歴が高いと有利です。
また、大学院に進学することも向上心があるという風に捉えることができますので、就活の際のネタとして話すこともできます。
レベルアップできる
私は高学歴の大学院に進学しましたが、人のレベルも高いと感じました。
そのレベルについていかなければならないので、自分のレベルも上げなければなりません。
そんなに研究やっているの!!、そんなことやっているの!!という風に刺激をもらえてすごい良かったです。
自分はまだまだだなと感じて、必死になります。
また、大学院で学んだことは必ず就職しても活きてきます。
しっかり、研究と勉強はしましょう!!
人脈が増える
別の大学に進学することで必然的に人脈が増えます。
気の合わない人も中にはいますが、気の合う仲間も増えます。
人脈が増えるということは情報共有できる人が増えるので、就活にも有利に働きます。
また、就職後も様々な情報交換ができ、今でもたまに飲みに行ったりします。
他大学院進学のデメリット
研究期間が短い
デメリットは研究期間が短いことです。
内部進学する場合は大学4年生から3年間続けて研究できますが、大学院の場合は2年しかありません。
そこから始めるとなるとなかなか成果が出しにくいかもしれません。
私の場合、研究もしっかりやりたかったので、土日も研究をやりにいっていました。
出身大学の説明がめんどくさい
就職後、どこの大学出身かは聞かれます。
その時、大学と大学院が違うので説明がめんどくさいです。
私の場合、
『大学院は〇〇大学ですが、大学は〇〇大学です』と言っています。
が、だいたい学歴の高い大学院の方で認識され、そのように扱われます。
また、社内でもだいたい大学院の学歴で認識されます。
頭が良いと思われる
同僚『高学歴の大学院を出ているんだから頭いいんでしょ?』
と言われることがあります。(いじられてる(笑))
私『実際は大学院が良いだけで本人はそうでもありませんよ~』
みたいな感じで私は返しています。
というように世間的には頭が良いと認識されるのでそれに報わなければなりません。
常に努力が必要な環境に置かれるということを考えて置いてください。
まとめ
他大学の大学院に進学した私の経験をお話ししました。
最初にも書きましたが、他大学院に進学してよかったです。
ただ、メリット、デメリットもあります。
それなりに努力も必要となります。
そういったことも含めて進学を考えて良かったです。
少しでも私の経験がお役に立てれば幸いです。